個人的なこのダイアリーについての考察

別段人が読んでも面白くないという文書文章を公開してどうしようというのか、と思うことがある。
大概PCの前で睡魔に襲われている時とか、携帯電話を握り締めたまま電車の中で転寝しそうな時に思い出すことが多い。うとうとしながら、自分がPCや携帯からwebにpostすることについて思いを馳せる。馳せるったってそう生真面目に考えているようなものじゃない、なんせ寝入りそうな時だから。
そういえばここのページ単体では、私はメールアドレスも晒していないんだなぁ。このはてなダイアリーにfragileから見に来ている人にはメールアドレスも公開している*1ので、ある個人を特定できるメールアドレスが署名の代わりに付いているという場合もあるのかもしれないけれど、署名といってもハンドルやメールアドレスだけじゃ匿名とそれほど変わらないだろうとも思う。そんな情報から誰かが個人を特定しようという技術や根気やともかくactionに労力を割けるだけのものを自分が発信しているとは思えない。もしそんなことがあるのだとしたら、気付かないうちに誰か、何処かの地雷を踏んでしまっているときだろう。そんな時はすみません、もうしわけないですと謝るしかない。出来るだけ個人を罵りたくはない、疲れるから。
話がずれていくので少し戻そうとすると、つまり私がどうしてこんな雑文を公開しているんだろうということだ。
個人的なメールに最近億劫になっていて、それは元々の私の性質が周囲で思われているほど社交的ではなく、どちらかといえば内に籠ってコミュニケートを好まないというところが露呈しているだけなんだろうと思っている。それでいて誰かと接触がなければ自分の位置がわからなくなるなんてなんて手間のかかるものなんだろうね、って中の人が言ってます。嘘です、私が思ってます。
んで、そんなメールよりも何故かはてなにpostしていることが多いのは、ここを見て私の様子を知って欲しいというような、非常に私信的な目的に使用しているんだと私自身は思っているからだろう。つまり、見ているだろうと想定している人全員に向けたBCCメールと同じようなものだ。
それってなんて勝手な! と自分で今、呆れてしまった。あー、そういう使い方なのか、日記って。少なくとも私の日記って。すみません>私が前提としている身内の人たち。*2
でも個人の日記公開って誰かから参照されることを前提として書かれているんじゃないかな? 別にアンカーとかリファラとかでなくとも、誰かが見て、それを知るということが前提で書かれていない、単に鍵のかかった日記帳と同じようなArchiveとしてweb日記サービスを利用したり、プレーンなhtmlやtxtを使用する人ってどのぐらい居るんだろう? 別にそういう利用方法が悪いってわけじゃない。紙媒体な日記帳を持ち歩く代わりにwebを利用するのだって手だろう。但し用紙と筆記具の代わりになるツールが携帯できるって事が前提だ。その点携帯から更新できるシステムや、その今のトレンド(って言わないか?)だろうMovableTypeは役割を果たすツールだから、だから増えたのかなーなんて無責任に思ったりする。私観というよりむしろ直感的な雑感、つまり戯言*3だ。そして、私自身はそこが主目的で利用しているよーということが言いたいだけなのだ。
当然、この日記がパブリック設定になっている以上、本当に公開したくない情報はpostしないし、そういうものは心の中にとどめておくかポストイットで壁に貼り付けるかしておくのが正解だろう。そして大概忘れてしまう。本当に大事なことはまず忘れられないし、忘れて困ることは手段を講じて忘れない、もしくは思い出すための準備をしておく。私にとってのweb日記の第一目的が私信だとしたら、第二の目的はリマインダだ。自分が何を考え、何をしようとしていたかを覚えている為の、思い出すためのメモ。しかし数日後のリマインダとして本日付の日記を利用すると、やっぱり忘れてしまう。自分のためにメモしたニュースも結構忘れがちで、あーしまった今日の録画忘れたー! なんてことが頻繁に発生する。そしてそれも最終的にはどうでも良くなってしまうのだ。見出しに[忘れたこと]なんてカテゴリを作ってそれらをチェックしていくと、自分の忘れんぼう度がはっきりとわかって便利、というよりも恥かしくなるので、反省材料としては有効かもしれない。私は自分が忘れんぼうだということを自己批判する!<そんなに力強くない主張、むしろネタの方向で。
しかし、じゃあどうしてはてなを使うの? という部分が残ってしまうが、はてなダイアリーって使用目的がバラバラな人たちがキーワードでリンクするところが個人的には面白いと思っている。リンク誤爆も(本当にキーワードの情報だけが必要なのよ! という至急性を伴わない場合は)それなりに楽しいんじゃないかと思うし、当然正しい意味でリンクされたキーワード*4を辿るのは単純に楽しい。自分は非常にnarrowbandな視野の趣味や傾向を持っているから、他のbandを持っている人に興味がある。オフラインの実生活では異業種の人や趣味の人に会って、話をする機会はそれほどない。でも、はてなのキーワードをなんとなくの気分でも回ってみると、比較的簡単に新しい言葉や事象や思想が見えてくるのが、単純に楽しい。インターネットだったら検索エンジン使って探しても一緒でしょ? といわれてしまうかもしれないけれど、では検索エンジンのキーにする単語はどこから持ってくるのかといえば、結局自発的な、そして積極的な発送発想や選択によってpickupされた単語なんじゃないだろうか。それって全く自分が興味のないもしくは縁も所縁もない単語であると言えるのか? ということだ。だから、私の中ではてなのキーワードっていうシステムは、ユーザ間で共有化する単語帳でもあるし、私にとっての非日常的な単語が掲載されたリンク集でもある。たほいや倶楽部があるけれど、それに近いかな。キーワードを辿ってみるまでどんな意味かわからない、クリックする前にどんな意味合いの内容なのかを想像してから、クリック。意味が一応あらわれて一段階目の回答を得る。一人たほいや。<違うだろうけど。
まぁ、そんなキーワードやリファラやアンカーで人が集まって、コメントでフィードバックが気軽に出来るのは面白いよねーと思いながら使ってみています。
結局最初の問いかけに対してのAnswerがないじゃん、と思ったんですが、まぁ他の誰かを「面白がらせる」ために書いている文章ではない、非常にselfishでprivateな文章だから良いんだよ、ということが言いたいんだろうと思う。「思う」って自分なのに。


*1:「していた」の方が正しいかも。私の個人メールアドレスは取り下げてしまった。fragileのアドレスだけ公開してある。

*2:心当たりのある方は胸に手を当ててうんうんと頷いてやってください。そしてご容赦下さい。

*3:音読時は「たわごと」で宜しく。

*4:この「正しい」は「キーワード」の「意味」に対して