[news}立てこもり死亡の容疑者、人質からも現金奪う

http://news.msn.co.jp/newsarticle.armx?id=588309
既に昨日のことですが、うー、結局死亡しましたか。何と言うか……
個人的にこの手の事件が発生すると、以前勤めていた会社を思い出す。
というのも、私は某信販のコレクション、すなわち債権回収の部門にいたのだが、そこでやっていたサービスは別の信販会社の債権と営業権を購入して立ち上げた部門で、センター立ち上げの際には前社の社員がそのまま移ってきていたわけで、エンドユーザと対面のカウンターやらがある状態で営業していた(新しい場所はコールセンターのみで対面カウンターは基本的に無い)。んで、そこで働いていた人たちに、債務者(別に支払い履歴がきれいな人も延滞者も総じて「債務者」と呼んでいた)が怖いんですーと最初の頃泣きついたりした。その時、ここは債務者が乗り込んできたりしないから別に怖くないやろ、と言われる。話を聴くと、前社では債務者が逆切れして乗り込んでくることが時々有り、中には腹にダイナマイトを巻きつけて特攻宜しくやって来る人がいたとのことだった。腹マイトってこんな身近に実在したんだとビックリした。それに比べれば確かにわざわざ来ることもないなぁと思い、以降はそれほど怖がらず対応するようになった。(いや、二つある臓器の片方売れば? というような内容を出したりしませんよ、本当に。)
そんなわけで、立てこもりとか消費者金融の事務所に債務者が乗り込んで強盗とかいう話を聞くと、居た堪れない気持ちと同時に、どこかで、くじ運が悪かったようなものだと言う気持ちも出てしまう。犯罪は想像しているよりもあっさりとやって来る。
別に、今回の話はそういうものとちょっと違うのだろうけれど、犯罪に巻き込まれて命を落とすというのは、非常に暴力的なもので、起こらないべきだし、起こさないべきだ。当たり前だけど。
まるで取って付けた様に見えて大変心苦しいのですが、改めて被害者の方の冥福をお祈りします。