しかし、本屋は凄いよ

先日、地元の、それこそ小中学生の頃より通っていた本屋に、ふとしたことで入る。(以下、主に相方向けの情報になるかと)
というのも、本来22:30閉店だと思っていた地元の書店が既にシャッターが下りていて、やっぱり本屋に行きたいんだよー熱の冷めない私が、ふと、あぁあの本屋は開いているのかもしれないと目を向けた先に、煌々と輝く「本」の看板。
わー、開いてるよー! でも欲しい本が無いかもしれない(このところ寄っていた新宿の山下書店本店とか、虎ノ門近辺の書店には無かった……)けど、まぁあの本屋だったら別の何か欲しくなるものがあるかも―――そう思い、入ってみたですよ。そうしたら、有るじゃないですか、探していたソレが! わー、相変わらず凄いよーここー! と静かに興奮。おかげで本来買う予定の無かった本を追加購入ですよ。読まないかもしれない本までなんとなく買っちゃいましたよ。
んで、店の主人はあの頃から変わらない様子(いや、さすがにちょっと老けたが)で閉店準備していて、何だかひどく懐かしい気持ちになった。たとえば、中学生の頃に買った新本はそこが殆どだったし、カバーの掛かっている本なんてエログラビア以外に無かった(いや、エログラビアにも掛かってなかったかも)小遣いの少ない中学生が立ち読みするにはもってこいの店だ。マイナーな雑誌も入荷されていたし、なぜか付けペンまで売っていた。ちなみに私が始めてGペンを買ったのはこの本屋だ。
そういえば、この手の個人経営の書店は客注や取り寄せを良くやってくれる印象で、この書店もその例に漏れず色々と取り寄せをしてもらった。きっとそれが目的の固定客層というのが存在するんだろうなぁと思いつつ、レジの後ろ側に立ててあるファイルの背に目が行く。そこには某刑務所の名前があって、あ、そうか、そういうことかと頭の中でがってんがってんと鳴るボタンを連打してましたよ。そりゃ間違いなく固定客です。
でも、結構好きなんだよなー、あの店。
そしてそんなことにびっくりしつつも驚いたのは、店を出たところに立っていたノボリで、ウェブページ作成からPCの導入やメンテナンスもやってくれるらしい。むむむ、いつの間にそんな技を覚えたんですか、おじさんっ!

侮れない。