似てる?

相方が日記で、フラ*1の二人が音楽の趣味とか読書の傾向が似ている、もしくはかなり被っている思われていたという話が上がっていたわけですが、確かに結構(むしろ全然)傾向が違ってるなーと本人たちは思っているわけであります。

音楽は被っているものもあるけど、実はそうでもなく、特定のジャンルを聴けないということがお互いに殆どないから、まぁたいていは聴くよねーということと、でもそんなにチェックしないんだよねーというのが共通項かと。いや、ツチヤさんは比較的音楽に興味がある人ですが、私は本当に薄いね、音楽への興味。いや、音への興味はあって、それはたとえば楽器であったりするんだけど、よくわかんないんだよっていうのが正直なところ。ジャンルも良く判ってないし。まぁ、同い年で長い付き合いのある間柄であれば、それなりに趣味や傾向も多少被ってきますよってことだ。多分。
ちなみに、私が最近気になっているけれど全然聴けていないのはスネオヘアーとか*2アジカンとか。女性だとこのところ聞いてなかったボニー・ピンクが実は聴きたいんじゃないかという気分になってきた。むむ、どうなんだろう? あ、くるりの新譜CM見ました。

本に関しては、ツチヤさんは私を捕まえてですな、

 何でも読めるケーゴさんと、なんにつけても腰の重い私とでは、必然まず読書量が全く違う。えらいよ、ケーゴさんは新書(ノベルスに非ず)とかもいとわないからね。
 私は全然無理だー、みたいなのを平然とばしばし読む。エラい、エラいよケーゴさん!つーか、勉強家なんだよね。ゲームとかコミックノベライズみたいなジュニア向けからミステリとかが今のブームなのかしら。

とか言ってたりするわけですが、そんなところばっかり読んでても全然勉強家さん扱いされないですよ! と思った。えー、ライトな物を読むのって簡単だし、あまり考察しなくて良いし、力が要らないし。まぁ、今その辺りを読んでいるのは、単に自分の中でブーム到来だからだと思う。あ、でもブームじゃなかったらどうしよう…ぶるぶる。
そういう相方の読書傾向の中で、私が未踏のジャンルは歴史小説です。いやー、読まないね! 歴史小説。むかーし、中学生だかその前だかに、読む本がなくて家の中を行ったり来たりした時に丁度父が読んでいた『徳川家康』とかはちょろっと読んだり、忍法帖を読んだりと、そんなもんですよ。むしろ歴史小説というよりは歴史小説風ライトノベルor官能小説ですよ。女はだいたい折檻&強姦&打ち捨てられていて復讐に燃える弟萌えですよ。(そんなことはない)
そんなわけで、普通に歴史への知識が欠落している私としては、「薩長同盟っておいしい?」程度のレベルだということを名言しておこう! 全然威張ることじゃありませんが。

んで、何でフラが趣味が近いと思われているのかについては、相方も書いている通り、本を作るうえでのイメージを合わせるための要素を表に出しているので、それだけを見ると非常に趣味の近い二人だと思われるわけです。
フラの仕事って言うのは、合作なので、ネタを作るところであるとか、実際に文章をつくるところとか、そういうものをシェアしているので、それぞれの趣味にあまりにも偏ってしまうと収集がつかなくなってしまうというのと、物理的に別人で別の生活を送っているので、即時に顔を合わせて同時に作業をすること自体が非常に困難なので、離れて作業しているときでも共通のニュアンスやイメージを持つために、大体「イメージソング」とか「テーマソング」とかを途中で設定してしまいます。ネタを出す段階で決めるときもあるし、実際の作業(要するに文章をOutputしたりであるとか、デザインの作業をしているときであるとか)に入ったときに決める場合もあるけど、大体は「今回はこういうネタで」と決めたときに、それにそぐうような曲を幾つか出し合って、んでその中からチョイスするというやり方が多かったかな。
別に歌詞を引用しろとか、読んでいるとその曲が聞こえてくるようなものを作れということではなく、その曲に対するお互いのイメージを近くする事によって出来上がりのニュアンスを統一させるというような、コンセントレーションのためでもありトーニングの作業でもあること。直接的にはそれほど関係はないわけですよ。ただ、自分たちでそういうことを思いながら作ったんだよねーということを他の人に話したりであるとか、ペーパーに書いたりするもので、それで周りの人からは趣味が被ってると思われるんじゃないかと、そういうわけです。

何かの曲のニュアンスで話が書いてみたいね、という話題は比較的良く上がるんですが、そういえば「私は『氷の世界』みたいな話が書きたい」という相方に「わたしはむしろ『傘がない』みたいな話が良い」と答えたことがあったなーと思いつつ、ツチヤさんの日記を読んだ本日でありました。



あ、そういえば『赤目四十八瀧心中未遂』(ISBN:4167654016)だったね、わかったよ>相方*3 私は文庫になってこのかた『ヴァイブレータ』(ISBN:4062735806)を読みたかったんだっけ――ということが今思い出せました。ちょっと満足。別に今でもすごく読みたかったわけじゃないんだけどね。そんなわけで、車谷長吉は面白そうなのでちょっとトライしてみます。んー、今のマイブームが落ち着いたらかな。さすがに混ざるとちょっと辛いかも。

今、読んでいるライトノベルは『ダブルブリッド』です。27日から読み始めて、今ちょうど7冊目が終わって、今朝から8冊目を読んでいるところ。挿絵の使い方が良い感じです。特に最終ページの挿絵の使い方っていうのが非常に印象的。多分作品自体に次の本への引きを意図的に作っていて、それをうまくフォローできているので、新刊への期待というかテンションが保たれるんだよねーというところに、イラストをつけるライトノベルならではの良いところを見ました。コミックや連続ドラマでは良くある演出なんだろうけど、小説で文章だけではダイレクトな影響を作れないんだよね、と思いつつ。そして、どこかでリンクの切れていた藤倉和音?SELFISH GENE?追悼コラム が繋がった。

*1:ケーゴと相方のツチヤさんが二人でやってるサークル「fragile」のこと。多重人格探偵サイコをやってましたが、それは終了したので当面休止中であります。http://webs.to/fragile/

*2:でもなんだかんだ言って結構興味が薄い。やる気ないなー。ちなみにきっかけは「メガネ」ですよ。メガネラブーではないが、メガネ素敵。そういえば、アイウェアとしてのメガネに反応することに連鎖して思い出すのは、昔フーディストっていうヒップホップか何かの人がいた気がするってこと。「フードの付いてる服好きな人?」って歌ってたよ、薄れ往く記憶の中では

*3:いま車谷長吉が非常に面白い! というスイッチが入っているらしい。