萌え & オタク考察関連リンク

http://ariel.s8.xrea.com/news/news_index.htm#21
めもめも。(カトゆー家断絶より)
そこからリンクして「パンドラの本箱」(http://www.ht.sakura.ne.jp/~pandora/
の私的やおい論が面白そうで、きちんと読む&関連リンクを見ておきたいところ。やおいとBLという言葉の間にある溝というか温度差というかまぁそういうものや、その辺りを好む層について近年状況が変わっているように思えるところであるとかを昨日相方とちらっと話したんですが、その場での結論は、結局自分たち(=相方と私)はそのベクトルが極端に低いから、たとえば先日のチェックにあるもので、いわゆるカップリングの話であるとかは、情報として理解していたけれど「そんなんはどっちでもええやろ」という反応にしかならないんだ、ということだった。*1だから、正直なところ、やおいに関するものは当事者という感覚ではなく、少し離れたところから見ているという気分なんだろう。
そういう意味では、もし自分がきちんとやおい辺りの話を理解するのであれば、フィールドワークが必要で、そしてそこまでの情熱がないというのが率直なところなんですが、それにしてもやおい論というのは非常に古いイメージがそのまま現在に持ち越されている部分があって、それについては非常に据わりが悪いという感覚なので、ともかく自分が何らかの納得をするために幾つか調べておきたいというのが私の素直なスタンスなのだと思う。ストレートに言うならば、いまだに中島梓のコミュニケーション不全症候群に書かれているような少女像を今の参加者に見出そうとすること自体が非常に的外れで、もしそれをいまだに信じているのであれば、それは自身の内にある(少女・妹)幻想に過ぎないのだと、言ってしまいたい。
……んで、そういったことがこのサイトに書かれていたので、非常にすっきりした。そんなやおい女はもうどこにも存在しない、もしくは過去の遺物として未だに生息するごく一部の層であり絶滅の危機に瀕する種なので、それを「現在」のものとして捕らえることは、もうそりゃあ直ちに止めたほうが良いんだと思ってます。(無論、過去のものとして知りたいのであれば良い内容だと思います。)
そんなわけで、私が実際にそこを論じて欲しいとおもったりするのは、現役の作家や購読者で、特に同人誌や商業誌で作家活動をしている人の考えとかを読んでみたいと思う。メインストリームを語るのにそこに居ない人が離れたところで理解しようというのは難しいし、特にこの数年はネオロマBLゲーの影響もあってか体制や体質が変わっているように端からも感じるので、実際にやっている人はどう思っているんだろう? とか興味あります。

*1:それ以前に、チェック一覧の中にある項目自体が、やはり自分たちよりももう少し上の年代の人なんじゃないかという印象を受けた。同い年辺りで夜嬢に並んでいた人はまずいないんじゃないの? という話。年齢的なところで。70年初頭生まれの人だったらもっと大きく頷くんじゃないかなぁと思うわけですよ。