“経口避妊薬”を使って狐を根絶=ペンギン保護のために?豪州

http://news.msn.co.jp/newsarticle.armx?id=580511
ここでは狐が(ペンギンに対して、もしくはペンギンを保護する観点をもつ人間にとって)害獣だということなんだろう。

同公園の生物学者のロジャー・カークウッド氏は、射殺したり、巣にガスを流し込んだりして狐の数をコントロールしようとする努力は効果がなかった上に、動物愛護の活動家たちから残酷だと非難されたと話した。
同氏は、その代わりとして、現在約120匹と推定されている狐を絶滅させるために、事後経口避妊薬の成分に含まれるカベルゴリンを混ぜたえさを使う研究が進められていると語った。同氏は、狐が出産するのは8、9月だけで、寿命はたったの5年であることから、この作戦で同島の狐を根絶することができると期待されていると述べた。〔AFP=時事

じゃあ生殖制限をかけて同地から絶滅することは動物愛護の活動家たちから残酷だと非難されないんだろうか? と疑問。いやね、全体的に悪いってわけじゃないんだけど、むしろ射殺のほうがいっそストレートなんじゃないかと思った。なんだか対人的にこの方法をとっているだけで、狐には繁殖をコントロールされていることに代わりは無く、自己満足的な印象。初めから蚊帳の外の私と現地の人の深刻度は全く違うから否定しているわけでも非難しているわけでもないんだけど、やり方に欺瞞のにおいがした、ですよ。