妹が入院することになった様子

卵巣に腫瘍があるのでそれを取るということ。
彼女は婦人科にわりと通院したりしていたので、それを聞いたときになんとなくやっぱりなーという気持ちが出た。良性らしいし、特に難しいこともない手術らしいので(現役婦人科看護婦という母の知人と食事した時に「盲腸とるのと同じ様なものよ」と言われたようである)とりあえず安心した。大変忙しい人なのでこれを機に静養して欲しいものである。

えー、そんな妹の病気話はそこはかとなくあるんですが、女性としてコワー! という気持ちになったのは大量出血の話です。男性は苦手な話かもしれないけど、まぁスルーしていただいて結構。
普段ほぼ生理周期の狂ったことのない彼女が一時期生理不順になっていて、その頃仕事とか男とかまぁ色々ありましてストレスもたまっている状況だったので、まぁそれから来ているだろうと思ってとりあえず放っといたらしい。そんなある日、職場で非常に調子が悪くなり帰る途中、地下鉄の駅までの階段を夜中に降りているとひどい腹痛に襲われ、その場にしゃがみ込んだ。すると、脚を血液が伝ってくる。あ、生理だ――と思った瞬間、ドーッという擬音が合うぐらいに、ものすごい出血で一瞬のうちに下半身が血まみれになった。血の塊のようなものが転がり落ちた。破水のような感じだったらしい。それを見たショックで言葉を失いしばらく動けなかったが、とりあえず帰ろうとタクシーを捕まえ、座席にビニールを敷きながら帰宅。動転したまま母に電話し、通院している婦人科へ夜中に行ったところ、子宮が腫れていただかそういう状態だったらしい。要するに、子宮内壁であるとか卵子であるとかそういったものの排出が通常の月経では行なわれるわけだけど、排出されるべきそれらが子宮口より手前で詰まっていて、その分排出されなかったものが生理不順だった数ヶ月分溜まっていたところ限界いっぱいになって、栓が抜けるようにドーッと出てきたというわけだ。
そのままにしていたら色々良くなかったねと言われたそうだけど、いやはやこの話、非常に怖かった。血溜りの中にしゃがみ込む20代始めの女性@深夜の六本木駅。ホラーだ。いやビジュアルとかではなく、単純に怖かった。うちの母方の家系は婦人病とか癌とかの人が割りと多く、そのうち一人の叔母は今ちょうど子宮癌の摘出手術をして入院中らしい。
そんなわけで、数ヶ月生理がこないよーとか、生理が終わらないんですけど、とかいう人には是非とも婦人科に行って検診を受けていただきたい。