三次創作物の話

id:hhosonoさんのところで以前、文フリのレポートにあった三次創作についての話が補足*1されてましたので、ちょっと嬉しい。いわゆる同人誌市場における二次創作物に対する三次創作物というものが難しいことは、二次創作物をどのように捉えるかによるのかなぁと思うわけで、だからこそパロディ同人誌市場でこの話題を突き詰めるのは大変難しい。なんだか非常に曖昧なイメージしか浮かばないのでどうにも気の利いたことが書けないのであります。そのうち発酵していい具合の(私の中で)話題になると良いんだけど。
作家信仰というかテクスト信仰というか、それ自体は非常にパロディ同人誌市場を消費する層の志向で、むしろマニア層の特徴でもあると思う。カバラとか神殿建築における数の概念であるとか、そういうものが比較的同人誌で言うところの原作原理主義に近いmindのように私の中ではつながっているんだけど、それは記号論がらみのところに係わっていた時期にそれと関連して学んでしまったという個人的経験によるので、もっそい電波っぽい文章になってしまう。むしろこれはジャマーなんだろうか。はは。んー、何と言えばいいのか。コレクターではなくマニア。やはり纏まらない。
何かに対して理解することや共感した気分になること自体は難しいことではないけれど、それを伝達して共感を求めることは共有の記号・言語が必要で、それが無いのは非常にもどかしい。話題の質からいって現代思想のキーワードは有効なので、やっぱり勉強してくださいってことなんだろう。えー、シミュラークル・シミュレーションは同じことでOKですか? 日本語も難しいので、ほったらかしてある現代思想あたりの本を読まなきゃなぁと思う冷え切った部屋なのでありました。

*1:id:hhosono:20031128#p1