その後、だらだらっとTVを見続け、白い巨塔の最終回を見る。全部で片手に収まる程度しか見ていないドラマだけど、先週も見れたので取り敢えず見ることにした。んで、ボロ泣き。いやー、相変わらず涙腺が緩いねー。基本的に死ぬ話は全般ダメです。女の涙は安売りしちゃいかんなんて言われますが、以前に比べれば格段に泣かなくなったよ! というよく判らない自慢をしてみる。
感動で泣くということを覚えたのは小学生の頃で、観劇教室でだったと思う。クラシックのコンサートとかバレエとか見に行く機会が結構あってそれぞれ楽しかったんだけれど、その教室で鑑賞中に涙が出てきて、調子が悪くなったのかと思ったところに当時の教頭だかの先生が、それは舞台に感動して泣いているんだから悪いことじゃないんだというようなことを言ってロビーで慰めていたような記憶がある。今思うとそのミュージカルは子供にも判りやすいストーリーだし、だからといってまるまる児童向けというわけでもなくて(例えば人形劇団とかってちょっと特殊だけど、そういうものではなく一般商業演劇だってことでは児童向けすぎない、ということ)バレエや歌舞伎ほど難解ではなく、クラシックコンサートほど単純に綺麗で楽しむというものではない、つまり感動しやすいものだったってことだろう。
まぁ、そんなわけで、それ以来私は余計に泣くことに躊躇いが無くなってしまったんだと思う。良いかどうかは別だけど。
しかし、ドラマに話を戻すと結構終わり方が(というか「完」の出方が)ばっさりしていて、これはつまり特別編を見ろよっていうサインなんだと思いました。そこまでの演出からあの「完」でぶった切るというよりは、もう少し緩やかにするんじゃないのかな? と唖然としているところに特別編の予告が出てきて、ちょっと萎えた。んー、何と言っていいか、つまりジュニアノベルとかヤングアダルトとか言われる辺りのシリーズ物で次作クライマックスへの引きみたいだなーという感じを個人的に受けたから。あとid:suitouさんのところで

あらすじだけみればわかいこのだいすきな死にネタ+萌えシーンいっぱいの白い巨塔。財前たんはまれにみる萌えキャラ、というかどこの801同人誌かと身もだえしていました。
http://d.hatena.ne.jp/suitou/20040318#1079621242

…とあって、振り向けば奴がいるも一時期えらい流行ったなぁなんてことを思い出したり。白衣+死にネタ+男同士の友情だし、しかも遺言って何ですかよー! とドラマを見ながらこれがもしホモパロだったらこういう展開にしちゃうんだろうとか想像してぬるーく笑った。んで、白い巨塔本はどんな感じなんでしょーか?(想像通りそうであんまり興味有りませんが)